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ただ悲しく辛いだけの日々ではなかったことを…

ツバメちゃんとの数日間が、ただ悲しく辛いだけの日々ではなかったことをお話させてもらっても宜しいでしょうか?

巣の中に入ったままコンクリートに落下したツバメちゃん達は、保護して車で獣医さんに向かう間に、私が話をすると「ジュージュー」と鳴くようになりました。声に反応するみたいでした。
3つ子ちゃんのうち、一番小さかった子はこの時点では実は鳴かなくて動くこともなかったので…もしかして3~4Mの高さから落下した衝撃で衰弱してるのかも…と不安になりました。

獣医さんでひとつずつミルワームをもらって、もっと欲しそうにしている3つ子ちゃんの為にその足でペットショップにミルワームを買いに行きすぐにお口の側に持って行くとひとり5つも6つも次から次へ食べます。
念のため、ツバメのヒナの子育て方法を調べて置いたので、ミルワームに栄養もあまりないことも、注意事項も読んでいましたがとりあえずお腹を満たしてあげないと…の思いが強かったんです。

その後、自宅に連れ帰り温度管理をしながら5分つきのすり餌と温度管理用の温度計を揃えました。
最初にミルワームをあげたのですり餌を食べないのではないか?と不安がよぎりましたがなんの心配もなく何度も何度も口に運ぶだけ食べてくれました。
ツバメのヒナはお腹が空いたら「ジュージュー」と鳴き、お腹がいっぱいになったらくちばしの横をツンツンしても口を開けなくなります。
そして満腹の後、巣の外側にお尻だけ上手に出してうんPをするんです。

この頃の食事の間隔は短い時で30分、長く開いても1時間くらいでした。
そして…仕事の事もあるので母に子育てのバトンタッチをすることに…。

母はミルワームについて説明すると、ツバメちゃん達の喉や内臓を噛み千切られたらいけないと言うことで、ミルワームの頭をナイフで切ってから給餌をしてくれました。
寒くないか気にしながら、プラケースを発泡スチロールで囲い、30度を保つために電気アンカも設置してくれてありました。

そして家庭菜園の無農薬野菜についているアオムシがいちばんツバメちゃん達の為に栄養価もあって良いのでは…と言ったら雨の日もアオムシを探しに行ってくれて…ツバメちゃん達は沢山のアオムシとさし餌を半々位で一日に何度も食べていました。

喜んで大きなお口を開けて待つツバメちゃんの為に、母は害虫が来ない様にネットをかけて育てていたキャベツ畑のネットも全て取り払い、飛び交うモンシロチョウに「沢山卵産んでね」と願ったそうです。
ツバメちゃんがどんどん大きくなっても大好きなアオムシをお腹いっぱい食べられる様にと…

そして…少し成長して巣の中を動き回るツバメちゃんの巣が崩れかかってるのを見てた母は…柔らかそうな草を集めてきて干し草にしていました。
ツバメちゃん達のために…あたたかな安心できる巣を手で編んで作ってあげたいと計画をしていた様です。

そんな母の優しさに包まれて育ったからか、土曜日に会いに行った時、ツバメちゃんは母や私を見ては追いかけて歩くようになっていました。
話をするとこちらを見てチュンと鳴きます。
移動するとそちらに一緒について来ます。
とてもとても可愛かったんです。

土曜日の夜明けを待たずに一番小さかった子が虹の橋へ…
もう一人の子もその後を追う様に…
せめて一羽だけでも助かってくれたら。
体力をつけてもらいたくて母は沢山のアオムシをケースに入れてあり、お口を開けるたびに与えていました。

おかあさんツバメともはぐれてしまって…一緒に産まれてきた兄弟がいなくなって…
そんなツバメちゃんに元気をあげたくて手のひらでそっと包みお庭から果樹園や田んぼにお散歩に連れ出してみました。
どこかから聞こえる鳥の囀りにつられて「チュンチュン」と鳴きます。

木々の匂い、花の香り、谷川の水のせせらぎ、いつかその羽をふんわり包んでくれるだろう爽やかな初夏の風…
君を待つ世界は巣から見た景色と、プラケースの中だけじゃないんだよ。
外の世界には楽しいことが沢山待っているんだよ。と教えてあげたかったんです。

でも…自分からなかなかお口を開けてくれなくなりました。
私も、緊急時には栄養補給に役立つと聞いていたパピー用のドッグフード(吸収率の良いプレミアムフード)やブドウ糖など色々少しずつ試しましたが徐々に食べる量も少なくなりとても心配でした。
強制給餌は素人がすると窒息死の可能性もあるため、ツバメちゃんを診察してくれる動物病院を近くで探すもことごとく診療外…

高速を使って一時間ちょっとかかるひかる達のかかりつけの獣医さんが診てくれることになり車を走らせます。
助手席のシートヒーターで30~32℃をキープしながらツバメちゃんはふかふかの大きなマットの上で…
ずっと私のお顔の見えるいちばん運転席よりの所でこちらを見ながら「チュンチュン」
こんなに元気で可愛いのですから…
きっとまた元気になるよね。

獣医さんは20人以上が待っている込み合ってる状況でも、すぐに診てくれました。
栄養剤を少し飲ませてもらいました。強制給餌もしてもらう事になり、私は母がツバメちゃんの為に集めて来たアオムシを渡して、ツバメちゃんの大好物である事、無農薬で安心できる事を伝えました。

上手に給餌してくれ、飲み込む力があるのでお預かりして様子を見ましょう。
との事に。

お部屋の準備をして下さってる間に、看護士さんに「元気になったら迎えに来ます」
「もしも…万が一の事が起きても、迎えに来ても宜しいでしょうか?この子には一緒に育った兄弟がいます。もしもの時には一緒に眠らせてあげたいんです。」とお願いを致しました。

朝…トリミングに預けて来たひかる達を迎えに行くためまた高速で移動。
ひかる達のお迎えをした直後に着信が…獣医さんからの着信です。

「あの後も2度ほど給餌しましたが今見に行くともう冷たくなりかけてて…お迎えはいつにされますか?」と。

私の手元を離れてわずか一時間ちょっとの事でした。
そのままツバメちゃんをお迎えに行きました。
小さな注射針の箱に入れてもらったツバメちゃんはとても軽くて…
膝の上に乗せて再び実家まで高速を走らせました。
飛ばせば…暗くなる前に間に合います。
せめて兄弟たちと同じお墓に入れてあげたかったんです。

母にはこの悲しい現実を電話で伝えることが出来ませんでした。
実家に着くと母が分かっていたかのように静かに迎えてくれて…一緒に埋葬しました。
そして、獣医さんからお迎えの時に返してもらったアオムシ達も畑に返してあげることに…
アオムシも命だからと。

母と家までの帰り道。
でも悲しいことと辛い事だけじゃなかったよね…
本当に可愛かったね。

いつかこの手から羽ばたかせてあげたかったね。
と…話しながら帰りました。
どうしても溢れる涙…

ツバメの赤ちゃんはとても可愛かったです。
身体の大きさに反比例してる大きなお口。
優しくてくりくりしたつぶらな瞳。
産毛の残るその体にはイッチョ前に綺麗な翼。

ほんの数日間でしたが、愛しい可愛い我が子達でした。
どうか次に生まれてくる時は、健やかで幸せな運命を抱えて生まれてきてね!ツバメちゃん!
安らかに眠って下さい。
そして…母と私に幸せなひと時を運んで来てくれて本当にありがとう(*^^*)


長文にお付き合いくださいました皆様本当にありがとうございます。
そして…ツバメの3つ子ちゃんと母や私にエールを送り続けて下さった方々、心からありがとうございます。
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[C8012] No title

もう本当に悲しくて…
ただブログでツバメーズを知り応援し
ただ文章を読んでいただけの私でも
あとからあとから溢れる涙…

その手でぬくもりを知り、可愛らしさを知った
HIKKANOさんやお母様の悲しみがどれ程か
深く考えなくても想像ができます。

たとえ数日でも、本当によくお世話しましたね。
誰もが自分ではできなかったと思うでしょう。

自然界の生き物って偉大です。
自然界よりも、う~んと清潔で温かく過ごしやすく
餌もたっぷりと食べさせてもらえる環境でも
なかなか育てることが難しいということは
親たちはただ餌を運び温めている
それだけではないのかもですね。

親の口から与える食べ物は、ある意味
人間の母乳のようないろいろな免疫とかも
一緒に口移しされているのかも?って思った出来事でした。

まだまだ、殆どの生き物の生態が解明されていない自然界。
そんな中でHIKKANOさんやお母様は、出来ることは十分にしたと思います。

ツバメーズに替り、心から“ありがとう”と私が言わせてくださいね。
  • 2015-06-15 07:54
  • ばうりんがる
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[C8027] No title

愛情いっぱい育てられたんですね(=´∀`)人(´∀`=)
お母様の優しさにうるっときました…
なんて愛に溢れた素敵な一家なのだろう
ツバメーズちゃんは、落下した衝撃で体か痛かったかもしれません
でも、生きる為に必死だったんですね
きっとそんな姿に一生懸命応えたくなったのかな
命ってすごいパワーですね
辛いだけじゃなかった、確実にあの子達の一生に付き添った時間は存在したし、あの子達の仕草に一喜一憂されたでしょう
こんな小さな出会いだけど、大きな意味があるんだなと教えてもらいました、ありがとう(*^^*)
  • 2015-06-15 23:29
  • まきまき
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